タイラバの仕掛けにはいろいろな種類がありますが、実際の釣り場では「同じ船・同じポイント・同じ時間」でも、使う仕掛けによって釣果に大きな差が出ることがあります。
この記事では、元遊漁船船長として実際に姫島沖で見た「スィッチ」というタイラバ仕掛けについて紹介します。
その日は、8人のお客さんが乗船されていました。4人組のお客さんと、2人組のお客さんが2組です。姫島のいつもの真鯛ポイントで釣りを始めると、4人組のお客さんだけが次々に真鯛を釣り上げていきました。
一方で、ほかの2人組のお客さんたちは、なかなか真鯛が釣れません。仕掛けを見てみると、釣れている4人組のお客さんは全員、同じ「スィッチ」の仕掛けを使っていました。
この時、「仕掛けだけで、ここまで釣果に差が出るのか」と強く印象に残りました。
この記事を読むとわかること
- タイラバのスィッチとはどんな仕掛けか
- 姫島沖の真鯛釣りで釣果に差が出た理由
- スィッチが真鯛に効きやすいと感じたポイント
- 初心者が使う時に見るべきポイント
タイラバのスィッチとは、真鯛に強くアピールできる仕掛け
スィッチとは、タイラバ仕掛けの一種です。ヘッド、ネクタイ、針、ワームなどが組み合わさった仕掛けで、普通の鯛玉とは少し違った動きやアピールが出せるのが特徴です。
写真を見ると分かるように、ヘッド部分が固定されているだけではなく、リーダー部分で自由に動きやすい作りになっています。この動きが、水中で自然な誘いになっていると感じました。
真鯛は、目の前を通るものに何でも食ってくる魚ではありません。潮の動き、仕掛けの角度、巻きスピード、色、匂いなどが合った時に、急に反応が良くなることがあります。
その中で、スィッチは「動き」と「匂い」の両方で真鯛にアピールできる仕掛けだと感じました。
タイラバのスィッチで釣果に差が出た姫島沖の実釣体験
ある日、姫島沖の真鯛ポイントへ8人のお客さんを乗せて出船しました。
乗船されていたのは、4人組のお客さんと、2人組のお客さんが2組。合計8人での釣行です。
いつもの真鯛ポイントに入り、釣りを始めると、最初から4人組のお客さんたちの竿が次々に曲がりました。真鯛特有の三段引きが出て、船上は一気に活気づきました。
ところが、ほかの2人組のお客さんたちは、同じ船に乗って同じポイントを流しているにもかかわらず、なかなか真鯛が釣れません。
そこで仕掛けを確認すると、釣れている4人組のお客さんたちは全員、同じスィッチの仕掛けを使っていました。一方で、釣れていない方たちは、それぞれ違う仕掛けを使われていました。
この時、船長として見ていて「これは仕掛けの差がかなり出ている」と感じました。
初心者メモ
同じ船で釣っていても、釣れる人と釣れない人に差が出ることがあります。その原因は、場所だけではなく、仕掛けの種類・色・動き・匂いにある場合もあります。
タイラバのスィッチが釣れる理由は、ヘッドが自由に動くこと
スィッチがよく釣れる理由として、まず注目したのがヘッド部分の動きです。
写真でも分かるように、ヘッドがリーダー部分で自由に動きやすく、スライドできるような仕組みになっています。
この構造によって、仕掛け全体が水中で硬くなりすぎず、自然な動きを出しやすくなります。
真鯛は違和感に敏感な魚です。仕掛けが不自然に動いたり、引っ張られすぎたりすると、見切られることがあります。
その点、スィッチのようにヘッドが自由に動く仕掛けは、真鯛が口を使いやすい状態を作りやすいのではないかと感じました。
タイラバのスィッチは、匂い付きワームも真鯛に効いたと感じた
次に注目したのが、針に付けているワームです。
スィッチには、匂い付きのワームを付けて使うことがあります。この匂いが、真鯛に対してかなり強いアピールになっていたのではないかと感じました。
真鯛は視覚だけでなく、匂いや違和感にも反応する魚です。とくに潮が効いている時は、匂いが流れに乗って広がり、真鯛に仕掛けの存在を気づかせやすくなります。
もちろん、匂い付きワームを付ければ必ず釣れるわけではありません。ただ、実際に釣れているお客さんたちが同じ仕掛けを使い、釣れない方との差がはっきり出た場面を見ると、ワームの匂いも大きな要素だったと考えています。
初心者メモ
タイラバは「色」だけでなく、「動き」と「匂い」も大切です。釣れている人の仕掛けを観察すると、次に使う仕掛け選びのヒントになります。
タイラバのスィッチで釣れる人と釣れない人の違い
この日の釣行で印象的だったのは、釣れている人と釣れていない人の差が、かなりはっきり出たことです。
釣れている4人組のお客さんは、全員が同じスィッチの仕掛けを使っていました。そして、真鯛が連発していました。
一方で、釣れていない2人組のお客さんたちは、仕掛けがまちまちでした。釣り方が悪いというよりも、その日の真鯛に合った仕掛けを使えていなかった可能性があります。
タイラバでは、その日その時に真鯛が反応しやすい仕掛けがあります。色、形、ネクタイの動き、ワームの有無など、少しの違いで釣果が変わることがあります。
だからこそ、釣れている人の仕掛けを見ることはとても大切です。
タイラバのスィッチは、初心者にも試す価値がある仕掛け
初心者の方は、タイラバの仕掛け選びで迷いやすいと思います。
赤がいいのか、オレンジがいいのか。丸型がいいのか、細いネクタイがいいのか。最初は判断が難しいものです。
その中で、スィッチのようにヘッドが動きやすく、ワームで匂いも出せる仕掛けは、初心者にも試す価値があると感じます。
とくに、周りが釣れているのに自分だけ釣れない時は、仕掛けの種類を変えるだけで流れが変わることがあります。
「今日は反応が悪い」と決めつける前に、スィッチのような仕掛けに変えてみるのも一つの方法です。
初心者メモ
タイラバで釣れない時は、巻き方だけでなく仕掛けも見直しましょう。周りで釣れている人が使っている仕掛けには、その日の答えが隠れていることがあります。
タイラバのスィッチを使う時の注意点
スィッチはよく釣れる可能性がある仕掛けですが、使えば何でも解決するわけではありません。
大切なのは、仕掛けの動きを殺さないことです。
巻きスピードが速すぎると、ワームやネクタイの自然な動きが出にくくなります。逆に遅すぎても、真鯛に見切られることがあります。
基本は、一定のスピードでゆっくり巻くことです。竿先に違和感が出ても、すぐに合わせず、そのまま巻き続ける意識が大切です。
また、針先が甘くなっていないか、ワームが曲がって付いていないかも確認しましょう。せっかく良い仕掛けを使っていても、針やワームの状態が悪いと、真鯛の食い込みが悪くなります。
タイラバのスィッチは、仕掛けで釣果が変わることを教えてくれた
姫島沖で見たこの日の釣行は、今でも強く印象に残っています。
同じ船、同じポイント、同じ時間帯。それでも、スィッチを使っていた4人組のお客さんだけが次々に真鯛を釣り上げました。
帰る時には、大漁だった4人組のお客さんたちが、釣れなかった2人組のお客さんたちに「よかったら鯛を持って帰ってください」と声をかけ、多くの真鯛を分けてあげていました。
船長として、その光景を見ながら「仕掛けの違いでここまで釣果が変わるのか」と改めて感じました。
タイラバは、ただ落として巻くだけの釣りに見えるかもしれません。しかし実際には、仕掛けの選び方で結果が大きく変わる釣りです。
スィッチは、そのことを分かりやすく教えてくれた仕掛けでした。
今日の要点まとめ
- スィッチはタイラバ仕掛けの一種
- ヘッドが自由に動きやすい構造が特徴
- 匂い付きワームが真鯛に強くアピールする可能性がある
- 姫島沖では同じ船でも仕掛けで釣果差が出た
- 初心者は釣れている人の仕掛けを観察することが大切
タイラバのスィッチとは?まとめ
タイラバのスィッチは、ヘッドの動きやワームの匂いで真鯛にアピールできる仕掛けです。
姫島沖の実釣では、同じ船に乗っていた8人の中で、スィッチを使っていた4人組のお客さんだけが次々に真鯛を釣り上げました。
この経験から、タイラバでは仕掛け選びが釣果に大きく影響すると感じています。
釣れない時は、場所や腕だけを原因にするのではなく、仕掛けの種類も見直してみてください。
スィッチのような仕掛けが、その日の真鯛に合った時、釣果が一気に変わることがあります。
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