「ソイ釣りの仕掛けは何を使えばいい?」「タイラバでも釣れるの?」そんな疑問を持つ方へ。
私は37年間、遊漁船の船長として多くのお客様をご案内してきました。その経験から言えるのは、水深50m前後なら、タイラバ仕掛けでもソイを十分狙えるということです。
実際に瀬戸内海の漁礁周りで、タイラバとPEライン1.2号を使い、50〜60cmほどの大きなソイを釣りました。
この記事では、その実釣経験をもとに、ソイのいるポイント、仕掛け、底の探り方、釣果を伸ばすコツまで初心者にも分かりやすく紹介します。
目次
ソイとは?初心者が知っておきたい特徴
ソイは岩場や漁礁などの「根」に付く代表的な根魚です。船釣り、岸釣りともに人気があり、底付近で小魚や甲殻類などを待ち構えています。
アタリが比較的分かりやすく、基本を押さえれば初心者でも釣果を出しやすい魚です。ただし、掛かった直後に根へ潜ろうとするため、アタリの後の対応が重要になります。
- 狙う場所:岩礁帯や人工漁礁などの底付近
- 引き:掛かった直後の突っ込みが強い
- 食味:クセの少ない白身で、刺身や煮付けに向く
初心者メモ:ソイ釣りでは、魚を掛ける前だけでなく、掛けた直後の巻き上げが大切です。
ソイが釣れる時期と時間帯
ソイは一年を通して狙えますが、一般的には秋から春にかけて狙いやすくなります。
- 狙いやすい時期:秋〜春
- 狙いやすい時間:朝夕のマヅメや夜間
- 水深:浅場から中深場まで、ポイントによって異なる
昼でも岩場や漁礁周りの底を丁寧に探れば、十分に釣れる可能性があります。
ポイントの選び方|根と漁礁が基本
ソイは根魚なので、砂地よりも岩礁帯・沈み根・人工漁礁が主なポイントになります。
- 根や漁礁の周りを狙う
- 仕掛けが底から離れすぎないようにする
- 船が流されたら、こまめに底を取り直す
- 根掛かりを避けながら、根の際を通す
遊漁船での経験でも、根から離れた場所より、根や漁礁の際を丁寧に通したときの方が反応が出やすいと感じる場面が多くありました。
初心者メモ:根の上を長く引くより、根の際を短く丁寧に探る意識が釣果につながります。
ソイ釣りのタックルと仕掛け
船釣りのタックル例
- 竿:タイラバロッド、ライトゲームロッド、根魚用ロッド
- リール:小型ベイトリールまたは小型電動リール
- 道糸:PEライン1.0〜2.0号
- リーダー:フロロカーボン4〜6号
ソイを狙える仕掛け
- タイラバ仕掛け
- 胴突き仕掛け
- ジグヘッド+ワーム
- ブラクリ仕掛け
根掛かりが多いポイントでは、枝針などが多い複雑な仕掛けより、シンプルな仕掛けの方がトラブルを減らせます。
私は水深約50mの漁礁周りで、タイラバ仕掛けとPEライン1.2号を使ってソイを釣りました。
基本の釣り方|底取りから巻き上げまで
1.確実に底を取る
仕掛けを落としたら、最初に着底を確認します。底が取れていないと、ソイがいる層から仕掛けが離れてしまいます。
2.底から少し巻き上げる
タイラバが着底したら、すぐにゆっくり巻き始めます。ソイは底付近にいることが多いため、まずは底から数メートルを丁寧に探ります。
3.アタリがあっても巻き続ける
タイラバで狙う場合は、早合わせをせず、同じ速さで巻き続けます。魚の重みが竿にしっかり乗ってから、巻き上げに入ります。
4.掛かったら根から離す
ソイは掛かると根に潜ろうとします。魚の重みが乗ったら巻き上げを止めず、できるだけ早く根から離すことが大切です。
初心者メモ:タイラバでは早合わせをせず、魚の重みが乗るまで一定の速さで巻き続けましょう。
水深50mの漁礁周りでソイが釣れた実釣体験
実際の釣行では、瀬戸内海の水深約50mにある漁礁周りをタイラバで探りました。
タイラバを底まで落とし、ゆっくり巻き上げていると、底から2〜3mほどのところで「ゴンッ」という強いアタリが出ました。
そのまま巻き続けると竿に魚の重みが乗り、上がってきたのは50〜60cmほどの大きなソイでした。
この日は潮の流れが速く、タイラバが流されやすい状況でした。それでも、こまめに底を取り直し、底から数メートルをゆっくり巻くことでヒットにつながりました。
この経験からも、タイラバは真鯛だけでなく、漁礁周りのソイを狙う場合にも効果のある仕掛けだと分かります。
釣果アップのコツ|根掛かりを減らして底を攻める
- 着底したら、すぐに仕掛けを巻き上げる
- 潮で流されたら、こまめに底を取り直す
- 底から2〜3mを特に丁寧に探る
- 重くなったら無理に引かず、竿の角度を変える
- 根掛かりに備えて、予備の仕掛けを用意する
根掛かりを恐れて仕掛けを底から離しすぎると、ソイのいる層を外してしまいます。
底を確認したらすぐに巻くことを繰り返すと、根掛かりを減らしながらソイのいる場所を探れます。
釣ったソイの持ち帰り方と食べ方
- 釣れたら血抜きをする
- 氷を入れたクーラーでしっかり冷やす
- 帰港後は早めに下処理をする
ソイはクセの少ない白身魚です。新鮮なものは刺身、加熱する場合は煮付け、唐揚げ、鍋料理などで美味しく食べられます。
水深50mの底取りを楽にした電動リール
ソイ釣りでは、根や漁礁の周りを正確に探るため、何度も仕掛けを落として底を取り直します。
特に水深50m前後では、手巻きリールで回収を繰り返すと腕への負担が大きくなります。電動リールを使えば回収が楽になり、底取りと巻き上げに集中できます。
今回の実釣で使ったのは、ダイワのシーボーグ300Jです。水深50〜80mのタイラバで使って感じた操作性や注意点は、次の記事で詳しく紹介しています。
▶ 実釣で使用した電動リールを詳しく見る
PEライン1.2号なら根周りも安心して攻めやすい
今回の実釣で使用した道糸は、PEライン1.2号です。
PEライン1.2号は、細さと強度のバランスが良く、潮の影響を抑えながら根周りを攻めやすい太さです。私はタイラバでPEライン1.0号が切れた経験から、現在は1.2号をおすすめしています。
▶ タイラバのPEライン選びで迷っている方へ
ソイ釣りでよくある質問
Q1.ソイは初心者でも釣れますか?
はい。底をしっかり取り、根や漁礁周りを丁寧に探れば、初心者でも十分に狙えます。タイラバの場合は、着底後すぐに一定の速さで巻き始めることが大切です。
Q2.根掛かりを減らす方法はありますか?
着底を確認したら、仕掛けを底に置いたままにせず、すぐに巻き上げます。潮で流された場合は、仕掛けを回収して落とし直すことも大切です。
Q3.ソイは昼と夜のどちらが釣れますか?
一般的には朝夕のマヅメや夜に活性が上がりやすい魚です。ただし、昼でも岩場や漁礁周りの底を丁寧に探れば釣れます。
Q4.ソイ釣りにおすすめの仕掛けは何ですか?
胴突き仕掛けやブラクリ仕掛けが一般的ですが、船釣りではタイラバ仕掛けでも狙えます。私は水深約50mの漁礁周りで、タイラバを使って大きなソイを釣りました。
Q5.タイラバでソイを釣るときは、どのくらい巻けばよいですか?
まずは着底後、底から5mほどを目安にゆっくり巻いてみましょう。反応がなければ再び底を取り直し、同じ動作を繰り返します。
Q6.釣ったソイはどうやって持ち帰ればよいですか?
釣れたら血抜きをして、氷を入れたクーラーでしっかり冷やします。鮮度を保つため、帰港後は早めに下処理しましょう。
ソイの釣り方|まとめ
- ソイは岩場や漁礁などの底付近にいる
- 水深50m前後ならタイラバ仕掛けでも狙える
- 着底したら、すぐにゆっくり巻き始める
- 潮で流されたら、こまめに底を取り直す
- 掛かったら巻き上げを止めず、根から離す
- PEライン1.2号は強度と扱いやすさのバランスが良い
ソイは、底取りと巻き上げの基本を守れば初心者にも狙いやすい魚です。真鯛狙いのタイラバにソイが掛かることもあるため、強いアタリが出たら慌てず、一定の速さで巻き続けてください。
▶ 電動リール選びで後悔したくない初心者の方へ
用語ミニ解説
- 根魚:岩や漁礁の周りを主な住み場所にする魚の総称
- 底取り:仕掛けを海底まで落とし、着底を確認すること
- マヅメ:魚の活性が上がりやすい朝夕の薄暗い時間帯
- 根掛かり:針や仕掛けが岩、海藻、漁礁などに引っ掛かること
- 漁礁:魚が集まる場所を作るため、海中に設置された構造物


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