初めて船釣りに行くとき、「何を持って行けばいいのだろう」と迷う方は多いと思います。
船釣りでは、釣竿やリールだけでなく、その日に使う仕掛けやエサ、雨具、ライフジャケットなど、出船前に準備しておきたいものがあります。いったん海へ出ると、忘れ物に気づいても簡単には取りに戻れません。
私は遊漁船「飛翔」の船長として37年間、多くのお客さんを釣り場へ案内してきました。実際に、港まで来てから弁当を忘れたことに気づいたお客さんもいました。そのときは近くにコンビニがあったため、出船前に買ってもらうことができました。
この記事では、これから船釣りを始める方に向けて、船長経験をもとに「まず準備しておきたい持ち物」を分かりやすく紹介します。最後に出船前に確認できるチェックリストもまとめます。
船釣り初心者がまず準備したい持ち物リスト
船釣りの持ち物は、狙う魚や釣り方によって多少変わります。ただ、初心者の方がまず準備しておきたい基本的なものは共通しています。
私が遊漁船「飛翔」でお客さんを案内していたときも、釣竿・リール、その日に使う仕掛けやエサ、雨具、ライフジャケットなどは、出船前に準備してもらっていました。
基本の持ち物は次のとおりです。
・釣竿
・リール
・その日の釣りに合った仕掛け
・ワームやエサ
・ライフジャケット
・雨具
・弁当や軽食
・飲み物
大切なのは、何でもたくさん持って行くことではありません。その日の釣りに必要なものを事前に確認して、忘れずに準備することです。分からない場合は、乗船する遊漁船に事前に確認しておくと安心です。
釣竿・リールは狙う魚と釣り方に合わせて準備する
船釣りでは、狙う魚や釣り方によって使う釣竿やリールが変わります。初めて乗船する場合は、「船釣り用なら何でもよい」と考えず、その日にどんな釣りをするのかを確認して準備することが大切です。
例えば、タイラバとアジ釣り、ブリを狙う釣りでは、使いやすい竿やリール、ライン、仕掛けがそれぞれ違います。
私が遊漁船「飛翔」でお客さんを案内していたときも、狙う魚や釣り方に合わせた道具を準備してもらっていました。
初心者の方で、どんな竿やリールを用意すればよいか分からない場合は、予約するときに船長へ確認するのが確実です。レンタルタックルを用意している遊漁船なら、最初からすべてを購入せずに船釣りを体験する方法もあります。
船釣りの仕掛け・ワーム・エサはその日の釣りに合わせる
船釣りでは、狙う魚や釣り方によって使う仕掛けが変わります。ワームを使う釣りもあれば、エサを使う釣りもあります。そのため、初心者の方は、乗船する船でその日に何を使うのかを事前に確認しておくことが大切です。
同じ魚を狙う場合でも、釣り場の水深や潮の速さによって、使う仕掛けやオモリの重さが変わることがあります。
私が遊漁船「飛翔」で案内していたときも、その日の釣りに合った仕掛けを準備してもらっていました。せっかく船に乗っても、釣り場に合わない仕掛けでは釣りにくくなってしまいます。
初めて乗る遊漁船なら、予約時に「仕掛けは何を用意すればよいですか」「オモリは何号ですか」「エサは自分で用意しますか」などと確認しておくと安心です。船によってはエサや仕掛けを用意している場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
船釣りではライフジャケットを必ず準備する
船釣りで特に大切な持ち物がライフジャケットです。海では、どれだけ注意していても思わぬ事故が起こる可能性があります。
遊漁船「飛翔」でお客さんを案内していたときも、ライフジャケットは必ず準備してもらっていました。自分の命を守るための装備ですから、忘れないよう出船前に確認しておきましょう。
また、遊漁船に乗る場合は、使用するライフジャケットが乗船する船の条件に適合しているか、予約時に船長へ確認しておくと安心です。船によっては貸し出し用を用意している場合もあります。
船釣りでは雨具も忘れずに準備する
船釣りでは、雨具も準備しておきたい持ち物の一つです。出船するときに晴れていても、海上では天候が変わり、途中から雨が降ることがあります。
また、船が走っているときには風を直接受けるため、雨具は雨を防ぐだけでなく、風を防ぐためにも役立ちます。
私が遊漁船「飛翔」でお客さんを案内していたときも、雨具は準備してもらうようにしていました。天気予報が晴れでも、念のため持って行けば急な天候の変化にも対応できます。
船釣りの弁当・飲み物も出船前に確認する
船釣りでは、釣具だけでなく弁当や飲み物の準備も忘れないようにしましょう。いったん出船すると、途中で買い物に行くことはできません。
私が遊漁船「飛翔」の船長をしていたころ、港まで来てから弁当を忘れたことに気づいたお客さんがいました。幸い近くにコンビニがあったため、出船前に買ってもらうことができました。
しかし、すべての港の近くにコンビニや店があるとは限りません。弁当や軽食、飲み物は前もって準備し、出発前にもう一度確認しておくと安心です。
特に暑い時期は水分を十分に用意しておくことも大切です。
船釣りの持ち物はバッグにまとめておくと便利
船釣りでは、仕掛けや小物などをバッグにまとめておくと、必要なものを取り出しやすくなります。
船の上では足元のスペースも限られています。荷物をいくつにも分けるより、必要なものを整理して持って行くほうが扱いやすく、忘れ物の確認もしやすくなります。
また、船上では波しぶきがかかることもあります。濡らしたくないスマートフォンや財布などは、防水性のある袋などに入れておくと安心です。
船釣りの持ち物は夏と冬で変わる
夏の船釣りで追加したい持ち物
夏の船上は日差しが強く、陸上より暑さを感じることがあります。飲み物は余裕をもって準備し、帽子やタオル、日焼け対策になるものも持って行きましょう。
私が遊漁船「飛翔」で案内していたとき、半袖で乗船したお客さんの両腕が日焼けで真っ赤になっていることがありました。長袖の予備がなかったため、デッキの上に張っていた日よけネットの影になる場所のお客さんにお願いして、釣り座を代わってもらったことがあります。
夏の船釣りでは、暑さだけでなく強い日差しへの備えも大切です。長袖のシャツや帽子など、肌を守れるものを準備しておくと安心です
船釣りの服装については、こちらの記事で季節ごとに詳しく解説しています。
冬の船釣りで追加したい持ち物
冬の船上は、陸上よりも寒さを厳しく感じることがあります。特に船が走っているときは風を直接受けるため、防寒対策を十分にしておくことが大切です。
防寒着だけでなく、帽子や手袋、厚手の靴下なども準備しておくと安心です。雨具も風を防ぐために役立つことがあります。
また、釣りをしている間は長時間同じ場所にいることもあります。出船時にはそれほど寒く感じなくても、時間がたつにつれて体が冷えてくることがあります。
冬の船釣りでは「少し多いかな」と思うくらい防寒用品を準備し、暑くなったら脱いで調節できる服装にしておくとよいでしょう。
出船前に確認したい船釣りの持ち物チェックリスト
出船前に、次の持ち物をもう一度確認しておきましょう。
□ 釣竿
□ リール
□ その日の釣りに合った仕掛け
□ ワーム・エサ
□ ライフジャケット
□ 雨具
□ 弁当・軽食
□ 飲み物
□ 帽子
□ タオル
□ スマートフォン・財布などの貴重品
□ 季節に応じた暑さ・寒さ対策用品
すべての道具を自分で用意する必要があるとは限りません。レンタルできる釣具や、船側で用意している仕掛け・エサなどもあります。
初めて乗る遊漁船では、予約するときに「自分で準備するもの」と「船で用意してもらえるもの」を確認しておけば、忘れ物を防ぎやすくなります。
まとめ|船釣りの持ち物は出船前の確認が大切
船釣りを楽しむためには、特別な道具をたくさん持って行くことよりも、その日の釣りに必要なものを忘れずに準備することが大切です。
釣竿・リール、仕掛け、ワームやエサ、ライフジャケット、雨具、弁当や飲み物などを、出船前にもう一度確認しておきましょう。
私は37年間、遊漁船「飛翔」の船長として多くのお客さんと海へ出てきました。初心者の方には、分からないことがあれば遠慮せず、乗船する船の船長に事前に聞いておくことをおすすめします。
必要なものをきちんと準備しておけば、当日は余計な心配をせず、船釣りを楽しむことに集中できます。


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